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Nemesis



これまで新沼研の右腕に徹し、決して表に出てこようとしなかった舞那遊が満を持して放つ発表処女作!


舞那遊という怪物


こんにちは。A Study In Secretsの新沼です。

今回、A Study In Secretsとしては初めて私以外の作品をリリースすることになりました。

舞那君のことを知らない方も多いと思いますので、商品の説明の前に、簡単に彼のことを紹介したいと思います。

舞那君とA Study In Secretsを始めたのはもう3年近く前のことですが、彼にはこれまでリリースしてきた、私の作品全てについてプロデューサー的な立場から関わってもらってきました

タネの考案者という意味では新沼が考えているわけですが、デザイン、ネーミング、解説、考察、パッケージ全てを含めて作品と呼ぶならば、A Study In Secrets作品は全て、私と舞那君の共作と呼べるものです。

さらには作品以外の、企画、仕組み作り、そして商品紹介文を手がけたのも、彼です。

その結果、A Study In Secretsから出した私の作品は累計4500部に達しました。ここ3年以内で、オリジナル商品をこれだけの部数出したマジック・クリエイターは、私をおいて他にいないでしょう。マジックという小さな市場にも関わらず圧倒的な結果を出すことができたのは、舞那遊という怪物の存在のおかげです。

彼の力がなければ、これほど沢山の方に私の作品を知ってもらうことは絶対にできませんでした。

元々彼はマジックの世界で表に出るつもりはなく、ずっと私のサポートに徹してくれていたのですが、今年に入って、私が彼を表に引っ張り出すことにしました。

理由は、彼の考えや作品が形として残らないことは、低く見積もってもマジック界にとって最大級の損失だと思ったからです。

彼が表に出ないことは、マジック界にとってあまりに勿体ない

オーバーに聞こえるかもしれませんが、本当です。

そもそも、マジックとは何なのか。
マジックにおける「不思議さ」とはどういうことなのか。


こんな話を一緒に、本当に真面目にできる相手は今のところ「彼」しかいません。二人でブログを始めたのも、彼の考え、問題意識を広く世に問うための一環です。

彼のブログを見た人は、彼が“いかに怪物であるか”が分かるでしょう。

ブログを見てもわかる通り、彼はマジックに対して根本的な問いを打ち立てます。私達マジシャンが見て見ぬふりをしているモノに鋭くメスを入れるのです。

マジックの世界に長くいる人ほど、彼の言葉に拒絶反応が出るかもしれません。

しかし、マジックというものに真面目に向き合ったことのある方であれば、彼が訴えようとしていることに共感するものがあると、私は確信しています

舞那君の話は、己のエゴを捨ててマジックという芸術に真摯に向き合おう、そういう話です。
表向きはあまりそうは見えないかもしれませんが(笑)

商品の前置きにしては、長くなりましたので今回はこの辺りで。

様々な考えがあると思いますが、彼の言葉は、怪物が高層ビルを破壊するように、あなたのマジック観を必ずぶち壊してくれます。そのうえで、あなたを別次元のマジックの世界へと連れ出すことでしょう。それは、私が保証します。

私がもっとも信頼をおく男の・・・いえ、怪物の作品ですから。

ようこそ、新次元のA Study In Secretsへ。


新沼 研





舞那遊が「自身の発表処女作」に選んだ

“Nemesis”とは?


舞那遊の数あるオリジナル作品の中から、彼が発表処女作として選んだのが、この「Nemesis」です。

処女作ということは、世界に対して初めて自分の存在を主張する作品なわけですから、そこに込めるエネルギーも、思い入れも半端ではありません。

発表処女作としてこの作品を選んだという事実だけでも「Nemesis」が舞那遊にとって、「絶大なる自信作である」ということがお分かりいただけるでしょう。



名刺交換で出来る

“最高のマジック”を目指して・・・


それではまず最初に「Nemesis」のIntroductionとして舞那遊が書いた序文を載せましょう。

なぜ人は名刺を渡すのか?

それは自分の名前、家業、肩書きを先方に覚えてもらうため、そして記載の連絡先から、次の仕事へと繋げるためであろう。

そうであるならば、マジシャンにとって名刺を渡す瞬間は、最高のチャンスの場である。

名刺を渡すときに、もし自分の存在と名前を強烈に印象づけるエフェクトができれば、マジシャンとしての説得力も上がり、名前も覚えてもらえ、次の仕事に繋がる可能性が広がるのは自明のことなのだから。

そんな「名刺を渡す時に出来る、最高のエフェクト」が作れないか?という問いは、長年私の中の研究テーマとしてあり続けた。

今回発表する作品は、この問いに対する私の1つの答えである。

ようこそ、Nemesisへ。

舞那 遊



初対面の人との名刺交換の場が・・・

マジックを演じる

「最大のチャンス」となる!


「Nemesis」はシンプルかつ実践的な自己紹介マジックです。

この作品は、舞那君のマジックに対するスタンスが非常によく表れている作品で、彼の作品は私のトリックとは、良い意味で全く違います。

多くのマジシャンが発表する作品は目的意識が希薄です。あるいはあっても曖昧であるか、ズレています。

その理由は簡単で、目新しさや複雑さ、あるいは演じる側の心地よさを作品に求めてしまうためです。

その点、舞那君の作品は、一般観客の体験にフォーカスし、終始ブレません

一般の観客に見せる機会の多い方にとって「Nemesis」は、「生涯の伴侶」ともいえる、強力な相棒になるでしょう

どうぞ、「Nemesis」を墓場まで連れて行ってやって下さい。



フォーカスは、徹頭徹尾

“一般の観客”


舞那遊の作品のフォーカスは、一般の観客に如何に強烈なインパクトを残せるかです。

「Nemesis」は、「シンプル」かつ「ストレート」かつ「パワフル」な作品です。

その意味で、

仕掛けの新しさ、タネの奇抜さを目的にトリックを購入される方には向きません。

一般の観客にマジックを見せて楽しませたい、実践派の方にお勧めします。


マジックは一般観客を楽しませるためにあるべき。

そのシンプルな原則を、徹頭徹尾つらぬくことは意外と困難ですが、彼の作品は決してブレることなく、一般の観客にフォーカスされています。

また、Nemesisができる過程までも詳細に考察されていますので、一般観客にフォーカスしてマジックを創りたい方にとっては良い刺激となるはずです。



“不思議さ”だけでない“目的意識”


私は、作品を創るうえで最も重要なことは、作品の「存在意義」を意識することだと主張してきました。

その意味で、Nemesisの「存在意義」の主張は、明確です。

Nemesisは、「次回につながる、名刺交換マジック」なのです。

不思議なだけのマジックならば他に腐る程ある。
でも、マジックを通じて新しい関係性を広げてくれるマジックはそうそうありません


マジックを通じて何がしたいの?
マジックを通じてもっと人と仲良くなれたらどう?
マジックを通じて「次」に繋がる新しい関係性が生まれたらどう?



彼らしい、マジックの根本を問う問題意識、目的意識が垣間見えます。

ただ不思議を見せてもしょうがない。
「Nemesis」は観客に、あなたのファンになってもらうマジックです!


どうぞ初対面の人を、「Nemesis」を演じることによって、一気にあなたの虜にしてください。



<現象>


マジックの最後に観客に名刺を渡すという段になって、あなた(=マジシャン)は、自分の名刺を切らしていたことに気が付きます。

「すみません。ちょっと名刺を切らせてしまったみたいなので、今即興で作ってもいいですか?」と言って、白紙の名刺を取り出します。

あなたはマジシャンらしく、白紙の名刺から魔法のように自分の名刺を作り出します

もちろん、名刺をプレゼントするわけですが、あなたはふと思い出したように…

「あ。そういえば、お名前はなんでしたっけ?」
「K子です。」
「今日、初めてお会いしましたよね?」
「そうです。」
「でも、なぜかは分からないのですが、今日なんとなくK子さんという名前の方にお会いする気がしていたのですよ!」
「???」


あなたが名刺を返して見せるとそこには、「K子さんへ」と観客の名前が書いてあるのです!

※名刺の裏からは文字表記できるものなら、地球上のいかなる名前でも出すことができます。それでいて、面倒な準備は必要ありません!



サトルティ、背景、考察を

詳細に解説した“Notes”


これまでの私の作品でも定評があるNotesですが、「俺、超神経質だから(笑)」と舞那君がよく言う言葉通り、私の作品以上に超繊細に、超緻密に、超詳細に解説されています。

Nemesisの背景、きっかけ、ギミックの完成、ハンドリングに至まで、その全貌が、舞那君自身によって明かされます。

この過程を知ることによって、「どのようにすれば、自身のオリジナル作品を作れるようになるのか?」というきっかけが掴めるでしょう。

私のNotesを読んでインスピレーションが沸き、オリジナル作品が出来ました!という感想を頂くことがよくありますが、彼のNotesもあなたの創作意欲を高めてくれることは間違いありません。




究極の実践主義者。

「使えなきゃ意味ねぇから。」


これが彼、舞那遊の口癖です。

この言葉を体現するようにNemesisには、実践のための工夫としてのサトルティが、散りばめられています。
Nemesisの解説の中では、手順の詳説に加えて

・ シンプルで強烈なエフェクトを効果的に成立させるためにはどうしたら良いのか。
・ 一般観客の思考を先読みした種の隠し方。
・ 観客に強烈な錯覚を引き越すためのテクニック。
・ 暗示的に道具を改める効果的な方法。


といった実践上の工夫を詳細に解説しています。

他のマジックにもすぐ応用できる、実践的なサトルティを是非あなたの演技に吸収してください。


以上が、舞那遊によるNemesisですが・・・これで終わりではありません!
さらに今作「Nemesis」には私のバリエーションも寄稿しました!



Bonus Trick
Ken Niinuma’s “Honeymoon”


「Nemesis」は私(新沼)にとっても、大変刺激的な作品でした。

「Nemesis」のシンプルかつ大胆な根本原理に惹かれた私は、「Nemesis」の原理を応用しながら、全く別トリックと呼んでも良い作品を一つ、作りました。

「Honeymoon」はこれまでの私の作品にはない”大胆さ”を含みつつ、かつ、私の作品らしいイヤラシサ(笑)で料理したトリックです。

「Honeymoon」について、原案者である舞那君は

「木を隠すなら森の中」という格言を体現したエフェクト


と評してくれました。

過去の私の作品がお好きな方は、きっと気に入っていただけるのではないかと思います。


<現象>


観光地の国名が書かれた数枚のカードを使用します。

カップルの観客に二人で旅行に行く国を選んでもらいますが、その国はマジシャンによって予言されていたことがわかります。

そしてさらに、カップル二人の名前までも意外な形で予言されていたことがわかります


<Notes>


「Notes」では、原案の枠を超えた、ダイナミックな「改案」を行う方法について述べました。

多くの「改案」が原案を超えない理由

そして、

原案の良さを生かす「改案」を生み出すための姿勢

について書き下ろしました。

過去の作品の「改案」は年々増えるばかりですが、面白い「改案」に出会うことは本当に稀です。

どうしたら、「つまらない改案」に陥らずに、「意味のある改案」を行うことができるのか。

「改案」というテーマに絞ってここまで掘り下げて書いたのは初めてです。「改案」に興味のある方、自分の「改案」のレベルを上げたい方にとっては必ず刺激となると思いますので、参考として頂ければ幸いです。


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商品
1. 解説書(42ページ) ×1
2. ギミック一式 ×1

定価
6,000円
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長くなりましたが、新沼からの紹介は以上です。
最後に、舞那君本人からのメッセージをお読みください。


簡潔ですが、力のこもった決意のメッセージです。




舞那遊からのメッセージ


冒頭で新沼研が書いた通り、私はマジックの世界で表に出ることを全く考えていませんでした。

その最大の理由が、私の作品、私の考えを、今のマジックの世界で評価する者はいないだろう、と考えていたからです。

しかし、新沼に「君の話はマジックをやる者全員が聞くべき話だ。君も前に出るべきだ!」と強く勧められ、重い腰を上げることになりました。

毎日ブログを書く中で、私の考えに賛同してくれる人が沢山いることを知り、今では「なんでもっと早く出て行かなかったんだ」と後悔すらしています。

その後悔を反省するためにも、今年は全力で活動することをここに誓います。

今年のA Study In Secretsの活動はこれまで以上に、マジック界という業界に衝撃を与えることでしょう。僕たちがマジックの世界をぶち壊してみせます。


そして、その“第一歩目”がこの「Nemesis」となります。今まで、A Study In Secretsを応援してくれたあなたには、是非その歴史の生き証人になって頂きたい。


舞那 遊



販売価格 6,111円(税込)
在庫状況 在庫 0 売切れ中
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